『丁場紀行』アメリカ丁場紀行 2026年4月出張編 No.18-5
【第5回】BARRE GREY&ベセルホワイト丁場視察編
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◆4月9日(金):BARRE GREY&ベセルホワイト丁場視察
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疲れているはずなのに5時に起床。
朝食待ち合わせの7時30分までたっぷりの時間があるので、シャワー、メールチェックした後にホテル前を散歩しました。
ここも外気は-1℃です。まずは宿泊ホテルを紹介しましょう。こじんまりした良いホテルです。
朝食はバイキング式でなくアラカルト(朝食メニューで注文)です。よって朝食は別料金なのです。

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◆BARRE GREY丁場
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ホテルから約80kmのBARRE GREY丁場に移動です。街を出て高速道路に入ったとたんに景色は一転し,緑のない平原と小山の連続です。
丁場近くの万事屋(飲料、食料、お菓子、タバコ、アルコール類等販売)で、ミネラルウオーターを購入しました。

◆BARRE GREY
約80年前から採掘している中目のダークグレー系御影石です。
当社は使用したことのない石種ですが参考に視察。
日本産の『真壁石』『大島石』に似た風合いで、アメリカでも建築用よりはモニュメント用の需要が多い石種です。
濃い手の『アダム丁場』と薄手の『スミス丁場』の2丁場で採掘しています。両丁場ともに需要に応じて、計画的に採掘しています。視察時は冬場明けで本格的採掘してなかったですが、原石を吊り上げる旧型のデリッククレーンが そのままの状態で残されているため丁場の歴史を感じました。
丁場を案内してくれたジェフさんは、「このデリッククレーンからパラシュートつけて飛び降りてYouTubeに投稿するけしからんやつがいて困っている」と教えてくれました。
そんなこと考えたこともなかったわ。
*濃い手(アダム丁場): 現状2ピットで採掘中ですが、品質、採掘量ともにピットAの方が良い状態。
ピットBは表層に近いため、地色がやや薄く、比較的キズが多い。

*薄手(スミス丁場): アダム丁場から約2~3km、 採掘ピットに降りれないため上部から視察しました。
現在は稼働していないデリッククレーンがあり、また作業者が丁場の底に降りるための頑丈な小屋もありました。
当時は朝に弁当を持って底に降りると夕方まで採掘していたのでしょう。

◆お昼を過ぎたので、次のベセルホワイト丁場に向かう道中の小さな町(BARRE)でランチタイムです。
案内のジェフさんが予定していた店はあいにく休みだったので、違う店に行きました。
外観は『ここってレストラン??』て思いましたが店内は超アメリカンでした。
ウエイトレスさんお薦めのハンバーガーを注文。パテの焼き加減を聞かれ、思わず『ミディアムレア』を注文してしまいました。
出来上がったハンバーガーを見て厚さにビックリ。10cm以上あるし、その横には大量のフライドポテトです。
『どうやって食べるの??』丸かじりは不可能なので、ナイフで4等分に切って食べました。このボリュームだし、コカ・コーラ等の炭酸飲料をガブ飲みするアメリカ人に太った人が多いのが理解できた感じです。

1890年に採掘開始し、当社は採掘開始間もなく登録した白(純白に近い)御影石です。私個人的には往年の銘石です。
丁場はバーリントンから約120kmのベセル(BETHEL)に位置します。
世界的に流通量は減少していますが、暑い国(中東、インド他)の宗教的建築物での需要は増えているそうです。
以前は、とにかく白い御影石は何か?と問われると、このベセルホワイト1択でしたが、近年ではインド産のチダホワイトが流通して、2択になったように思います。
しかし歴史と上品さではベセルホワイトの勝利でしょう。
丁場では大きい傷は少なく、大きい壁を倒して採掘しています。特徴というか欠点は丁場視察して初めて知りましたが、径3~5cmの黒玉が発生する場合があります。
これを丁場ではダルメシアンtypeと呼んでいます。

◆丁場視察終了し、バーリントンに戻る前にベセルの霊園を見学しました。お墓の殆どがベセルホワイトを使用しています。

◆今日のミッションはこれで終了。ホテルに戻り、着替えて夕食に向かいます。ジェフさんが予約しているレストランは、ホテルから歩いて15分ほどの商店街の中にあるので散歩しながらレストランに向かいました。
色々な店があり見ているだけで疲れを癒してくれます。
アメリカ最後の晩餐はステーキハウスです。またもやフィレステーキを注文しました。
流石アメリカ。肉三昧です。
食後には店を移動し、散歩中に見つけたWHISKEY ROOMでアメリカ最後の乾杯をしました。私はバーボンのロックで乾杯。


次回【第6回】帰国編&まとめ につづく


