『丁場紀行』アメリカ丁場紀行 2026年4月出張編 No.18-1

【第1回】イントロダクション&ビザ取得編

 

2020年8月の初回発信から早いもので5年半以上が過ぎ、今回で『丁場紀行』18回目の発信となります。

毎回、皆様からいただく感想が私のモチベーションになっていますが、毎回私は締め切りに追われ四苦八苦しています。

前回は『ナミビア丁場紀行 2017年6月出張編』を案内しましたがいかがでしたか?

ナミビアという国は前々回のイランと同様に『未知の世界』への案内だったので、基礎情報、歴史、文化、石材、食事、動物、昆虫に至るまで幅広く案内していたら長編になってしまいました。

 

▶今回は最近視察したアメリカ丁場紀行 2026年4月出張編を案内します。

 

▪その前に

イスラエル&アメリカがイラン攻撃開始してからもう少しで2か月です。

丁場紀行No.16で案内していますが、私は2018年11月にイランに訪問しています。

当時はアメリカを中心とした経済制裁発動直後でしたが市民は特に困ってなく、

『これは政府と政府の問題です。我々一般市民の生活に支障なく、平和を願っているだけです。』

と笑顔で話されていました。

 

しかし2026年2月28日の開戦から状況が一変しています。

 

私は無事を祈りながら、イラン訪問時にお世話になった社長に3月11日、下記内容でメール発信しました。

『イランに訪れ、イランの皆さんにお世話になった者として、ニュースで現状の戦況を見るたびに心を痛めています。

また皆さんが無事なのか非常に気掛かりです。

我々としては会社の皆さんと家族が無事でいるのを祈るだけです。どうか無事でいて下さい。

一日も早く戦争が終結し、以前のような平和な日々に戻ることを祈っています。』 

 

でも発信してから返信は全くなく、益々心配になりましたが、4月13日にようやく返信がありました。

『暖かいメッセージありがとう。私たちは元気ですが、インターネットが使えないため長い間連絡出来ませんでした。

今でも短時間しか使えず、インターネット環境が安定しないので、この返信もいつ届くか分かりません。』

(現地11日発信、当方の受信は13日)

 

何はともあれ、イラン訪問時にお世話になった皆さんの無事が確認できて安心しました。

現状ではイラン及びアメリカのホルムズ海峡のお互いの封鎖で、世界経済に大きな影響が出ています。

本当に一日も早く停戦合意を願います。

 


 

では、本題の『アメリカ丁場紀行 2026年4月出張編』を案内します。

重要ミッションはダコタマホガニー丁場調査』で、専務の矢橋晋太郎と一緒に4月6日出発~11日帰国の出張でした。

アメリカ出張で最初にやらなければならないのは『ビザ取得』です。

 

現状ではアメリカビザ取得はESTA申請を公式ホームページか公式アプリでのオンライン申請が可能ですが、2011年3月1日以降にイラン、イラク、北朝鮮、スーダン、リビア、ソマリア、キューバに渡航歴がある者はESTA申請不可でアメリカ大使館or領事館での申請、面接が必要です。

 

私はイランに渡航しているため、その対象者でした。

そのような該当者は非常に少ないと思うので詳しく紹介します。

尚、個人で申請するにはハードルが高いので、ビザ申請代理店に依頼しましたが、必要書類用意と申請、面接は自身でしなければなりません。

 

◆申請に必要な物 (私は商用ビザで申請しました。)

【1】写真

・背景 白 、5×5cm 1枚

 

【2】DS160という質問書

・これがもの凄い個人情報の質問で、私個人の住所、電話、パスポート等の基本情報の他に現在の勤務先情報、以前の勤務先情報、学歴(中学、高校、大学)の住所と電話番号、渡航目的、アメリカ訪問先、滞在ホテル、両親(離縁、死別の場合も記入)の名前、生年月日、過去のアメリカ渡航歴、過去5年間の渡航国など。

 

最後は、普通では誰一人『ハイ』にチェックすることがないような確認事項が28項目あります。

例えば・・・

伝染病にかかっているか?

精神障害があるか?

薬物乱用者か?

薬物中毒か?

違法行為or犯罪によって逮捕歴はあるか?

マネーロンダリング(不正資金浄化)をしたことがあるか?

あなたはテロ組織の一員または代表者ですか?

滞在中にスパイ行為や破壊行為やテロ行為に関わるつもりか?

これまでに大量虐殺に支援or実行したことがあるか?

今までに重大な人身取引犯罪を企てたことがあるか? などなど。

 

 

【3】会社推薦状 

・私を何の目的で、どこの会社に訪問させるのか?

・私に対しての会社の保証と訪問に対しての費用は会社が負担する。

⇒英文で提出。

 

【4】アメリカ受け入れ企業からの招聘状

・宛先:アメリカ大使館or領事館。(私は大阪領事館での提出、面接だったので領事館でした。)

・内容:矢橋大理石の三木を我々の会社に来てもらい打合せをする。
尚、三木はイラン渡航歴があるためESTA申請が出来ないのでビザ申請には、この招聘状が必要であり、どうか三木さんのビザ発給を承認して下さい。といった内容です。

 

【5】イラン渡航時のスケジュール表
・何処の市(町)に何年何月何日に入って、何年何月何日に出発したのか?その目的は?

 

【6】招聘状先との契約書もしくは発注書

・今回の渡航は丁場を見に行くだけと説明し不要になりました。

              

◆申請と面接◆

申請と面接には大使館or領事館に予約を入れる必要があります。それも4月出張に間に合わせなければなりません。

代理店からの連絡では東京の大使館は混んでいるため大阪の領事館の予約を取ってもらいました。

 

数日後に代理店から面接に関するの案内が届きました。

そこには、当日の持参書類の他に

『面接予約確認書に記載された日時2026年2月19日(木)8時45分に遅れずに大阪アメリカ領事館に出頭する。』

との文面です。

『出頭って書いてるけど、イランに行っただけで犯人扱いなの????』てな感じです。

 

館内持込制限も厳しく、持込可能は

・携帯電話1台

・ビザ申請関連書類が入ったクリアフォルダー

・25cm×25cm以下の手持ちバッグ

だけです。

 

┌─────────────────────────────────────┐

  ◆ 2月19日(木)面接日当日 

└─────────────────────────────────────┘

大阪アメリカ領事館は淀屋橋駅から徒歩5分です。

駅についてコインロッカーにクリアファイル以外の荷物を預けていざ出頭です。               

 

領事館に到着するとそこには遊撃車(写真参照)が横付けされ、領事館前には警察官が4人護衛しています。その一人に要件を伝えたら、

『その車の前に並んで時間まで待っていて下さい。』との指示。

 

なんだか護送車に並ばされているような思いを持ったのは私だけでしょうか?

 

しばらく待つと領事館担当者の誘導で場所移動し申請、面接の開始です。『丁場紀行』アメリカ丁場紀行 2026年4月出張編 No.18-1

 

【面接の手順】

①     領事館前に並んで持ち物を目視確認。

②     領事館中に入ってすぐに、空港と同じ機材での保安検査、手荷物検査。

③     その後に準備書類の確認があり、不備がなければようやく階段で3階に行けます。

④     3階の窓口で再度の書類確認と両手10本指の指紋採取。

⑤     これでようやく2階に降りての面接。


当初、面接とは小部屋に入って担当者から質問を受けると遊撃車(申請者はこの横に整列)思っていましたが、切符売り場のような窓口でガラス越し、下部のすき間から書類を渡し質問されるといった感じでした。担当者は日米のハーフのような若い綺麗な女性でした。                                                                                                                           

 

*まずは英語で質問開始、理解出来ていない素振りを見せると片言の日本語になります。 

①アメリカの何処に行きますか?

②何日間ですか?

③何の仕事で行くのですか?(丁場写真で説明)

④イランへ渡航した目的は?

⑤アメリカもイランと同じ会社の案内ですか?                                                                                                                           

質問が終わると、担当者がPCにパチパチパチと長~~~い入力し、最後に『Enter』。                                                                                                                     

しばらくするとお姉さんから『承認されました。10日位でパスポートが届きます』で終了です。

 

届いたビザを見てビックリです。

なんと商用ビザ有効期間が10年間もあるのです。

特に要望していないのですが・・・・・・                    

 

 

▶次回【第2回】出発~ミネアポリス到着編 につづく        

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