『丁場紀行』インド丁場紀行 第3弾 2024年12月出張 過酷移動編 No.15-4
■12月14日(土):昨夜は寝たのが夜中の1時半で5時起床。睡眠時間3時間半とは・・・日本は土曜休日やのに我々は過酷なインドの丁場巡業。
今日は500km以上の長距離車移動です。睡眠不足は車で補えば大丈夫ですが、各務君は寝られないようです。そりゃ大変だ~~
朝食は移動中に食べられるようにとモケシュさんがホテルにサンドイッチとゆで卵を手配してくれました。ありがたや~~
『今日も無事に生還できますように!!』朝食はサンドイッチの写真あり、ランチもサンドイッチの写真あり、でも夕食の写真がない。食べたかどうか覚えていません。
前半戦の疲れのピークがやってきました。今日を乗り切れば・・・と思いながら、明日も同じような車移動が待っています。
この長距離車移動がインド丁場視察(私個人的には丁場巡礼と思っています)の洗礼なのです。よくもまあ今まで大事故にあわなかったことか。
ガンジーさんが守ってくれているのでしょう。
⑦ アラスカグレー:2024年4月頃に紹介された白/グレー系の柄の大きい石種です。
見本を入手し、我々が興味を持ったので『某B工事』の設計者に参考に見てもらったところ『面白い。興味がある。次回インド出張の際に丁場調査してほしい。』と喜ばしい意見をいただいたので予定に組み入れました。
丁場位置はオリッサ州でVIZAGのホテルから約280km、6時前に出発し、丁場に到着したのは14時。朝食時間含め所要時間は8時間です。
片道移動だけで日本の労働時間を消化しましたが、これから丁場調査開始なのです。丁場は2km離れて2か所ありました。
日本に届いた見本を持参して両方の丁場で比較しましたが、どっちも同じ色柄です。
白から淡いライトブルーグレー地に細長い白玉柄が30~40度程度の斜めに流れます。ただし、挽方向に注意が必要です。
丁場自体は、採掘開始からの採掘期間が短いですが、非常に期待できると判断し、正式に取り扱いする事にしました。
現地では地名にちなんで『ASKA WHITE』でしたが、私は『アスカ』というよりも『アラスカ』の印象を持ったので『アラスカグレー』か、ビアンコカラーラブルイレに似た感じだったので『グレーブルイレ』も候補に挙がりましたが、最終的には『アラスカグレー』で登録しました。
◆アラスカグレー丁場視察を終了し、次の丁場に移動。道中の果物屋でバナナとコカ・コーラを購入し、朝食の残りのサンドイッチとゆで卵で遅い昼食を食べました。
時間が経っているサンドイッチなので非常に心配でしたが、腹ペコに負けて、エイヤーで食べましたが、大丈夫でした。
⑧ ラヴェンダーブルー:丁場紀行No.4で紹介済みですが、5年半ぶりに視察、採掘ピットは大きく広がり深くなっていました。
州長(日本でいえば知事)の交代に伴い、一時休止中でしたが、在庫原石を見る限り、従来と遜色ない色柄でした。
◆今日の丁場視察は無事に終了し、ホテルまで約220km。道中でチャイ屋さんに寄ってもらい、ひと休憩しホテルまで夜道をまっしぐら。
結局、VIZAGのホテルに着いたのは22時。今日の車移動はインド出張最長の約560km、約14時間も車に揺られていました。それも休日に。