『丁場紀行』ナミビア丁場紀行 2017年6月出張編 No.17-3

■6月25日(日): 

羽田を出発し、長時間移動で疲れているのに早朝5時に起床。メールをチェックし、朝食まで時間があるのでホテル前の浜辺を散歩しました。

昨日の夕焼けの浜辺とは違った風情で、大西洋の水平線とフラミンゴを見ながら大自然を感じていました。

朝食後に最初の丁場であるTUBUSIS地区のゴールデンアース丁場へ約200km(車で約3時間30分)の移動です。

 

『丁場紀行』ナミビア丁場紀行 2017年6月出張編 No.17-3

 

 

①     ゴールデンアース : 

いの一番に、今回の出張の最大ミッションであるゴールデンアース丁場調査に向かいました。丁場はエロンゴ州TUBUSIS市近郊のスピッツコップ山の近くで、ウォルビスベイから約200km(車で約3時間半)に位置します。

丁場は中国業者が運営しているため、採掘方法も中国式の大口径採掘で、丁場設備は全て中国から持ち込みです。丁場自体は2008年に採掘開始したが、予想以上に生産量が多く、需要が追いつかず、在庫過多になり、一時休止していましたが、2014年には再開し、順調に採掘しています。

色柄的には黄がメインで、黄、白、黒が織り交ざる特殊な風合いを持っており、原石毎に変化し、同じ色柄が存在しないナミビアの大地が創り出した傑作と言えるでしょう。

工事候補としての調査結果は、採掘量は問題なし、色柄は日本より持ち込んだ基準見本を丁場の壁、採掘された原石と比較し、同等or同等以上と判断しました。

これにより、この工事向けに原石調達可能、中国加工も対応可能と判断しました。原石サイズは大きく、ピットにより平均2800×1000×1400と平均2800×1800×1400(単位:mm)で採掘しています。



『丁場紀行』ナミビア丁場紀行 2017年6月出張編 No.17-3

『丁場紀行』ナミビア丁場紀行 2017年6月出張編 No.17-3

 

 

②     アフリカンキャニオン 

ゴールデンアース近く(車で10分程度の距離)に、アフリカンキャニオンという別石種の丁場があるとの話なので、参考に視察しました。

ゴールデンアースと同系統ですが、地色が白手、グレー手、黄手、MIXが存在します。しかし、昨日工場で見たスラブにも、丁場の壁及び原石にも酷い点錆が発生していたので、取り扱わないと判断しました。採掘開始は2013年なので、訪問時は4年経過していましたが、需要が少ないのか採掘は進んでいないように感じました。丁場の上部(山肌から約8m)はゴールド/黄系、その下は白系にゴールド混入が採掘されていました。

 

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◆TUBUSIS地区の丁場視察を無事に終了し、KARIBIB地区の大理石丁場に約80km(車で約2時間)の移動です。

TUBUSISを出発してすぐに、地元民に大人気のローカルレストランで昼食をとりました。メニューはマイクさんにお任せしました。ここでも昨夜に続き、野生鹿の『インパラ』の炭火焼きと、刻みサラダ、ライスの素朴な料理をワンプレートで美味しくご馳走になりました。


『丁場紀行』ナミビア丁場紀行 2017年6月出張編 No.17-3

 

 

③ ナビブビアンコ 

ナミビア産の白大理石には、リノホワイト/ビアンコリノ(きめの細かい白地に透明感のある白~ライトグレーの柄がうっすらと斜めに流れる)という有名な白大理石がありました。

残念ながらその丁場は閉鎖され、長らく白大理石は採掘されなかったのですが、2015年頃から別の丁場で採掘開始したという紹介があり、視察しました。

訪問時の印象は、リノホワイトとは別物(リノホワイトより柄が大きく、多い)で、柄が安定しておらず、日本には不向きと判断しました。

しかしその後、安定してきたとの連絡があったため、当社として2025年3月から正式に取り扱うことにしました。ただし、しっかりした色柄選定が欠かせません

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④     フラッシュミント : 

ナビブビアンコの近くで採掘しています。視察時は採掘開始直後で安定していなかったですが、数年前から色柄が安定してきました。

透過性もあり上品なグリーンが混入するので、この石種も当社として2025年3月から正式に取り扱うことになりました。

『丁場紀行』ナミビア丁場紀行 2017年6月出張編 No.17-3

 

◆今日の調査視察は無事に終了し、今夜のカリビブのホテルに向かいました。到着してビックリです。

写真がないのが残念ですが、治安が悪い地区なので、電流が流れる電線が張り巡らされた塀に囲まれ、その中に牢屋のようなコテージがあり、その入口、全ての窓には侵入を防ぐ鉄棒で守られた『収容所』のような宿泊施設でした。

★ホテルの管理人(これまた人相が悪いのなんの)から念押しされた注意事項です。 聞くだけでヤバイ場所だと分かります。

①塀の電線には絶対に触れない事。 *ショック死しても責任負わないからね。

②レストラン棟への移動は、できるだけ集団移動する事。  *塀の中にも悪い人間がいるからね。油断禁物ですよ。

③入口の鍵は必ずかけ、一度、部屋に入ったら出ない事。また、誰(ホテル従業員も)が来ても部屋に入れない事。

水に近いシャワーで汗を流し、集団でレストラン棟に移動しました。レストラン棟は大きいログハウスで内部は良い空間でした。

メニューはマイクさんにお任せでしたが、まずはビールで乾杯。出てきた料理は『牛肉、ジャガイモ、ニンジン、トウモロコシのごった煮』です。『なんじゃこれ?』でしたが、見た目よりは美味しかった記憶があります。

 

『丁場紀行』ナミビア丁場紀行 2017年6月出張編 No.17-3

 

▶No.17-4 へ続く

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