『丁場紀行』ヨーロッパ丁場紀行 前編 No.19-6

【第6回】ドイツ・ジュラマーブルとミュンヘン散策

 

■■『ヨーロッパ丁場紀行 前編』の最後にドイツ産 ジュラマーブルイエロー(通称ジュライエロー)とジュラグレーブルー(通称ジュラグレー)を紹介します。

2017年に某工事のお客さんの案内でジュラマーブルイエローの丁場を視察しました。
まずは、基本情報から・・・・・・
・産地 : ドイツ バイエルン州 ペータースブーフ近郊 (約130km、 車で約1時間30分)
・地層形成時期 : 約1億5,000万年前(中世代ジュラ紀)の暖かい海の底に堆積してできた石灰岩の層。

よってジュラマーブルイエローには、アンモナイト、ベレムライト(イカの祖先)、海綿動物、有孔虫等の化石が含まれる場合があります。

 

◆ジュラマーブルイエロー、ジュラグレーブルー

 

施工例が多い石種なので、石種名を聞いただけでピンとくる方が多いと思います。

 

2017年12月の視察時は、同じエリアで10丁場(4業者)が採掘していました。(ピーク時は14社が採掘していました。)

 

丁場写真を見れば分かるように、層(レイヤー)で形成されており、上から1番層で始まり、最終層は25番層です。

 

ほとんどの丁場が同じです。要するに、このエリアの地中は同じ層で形成されているので、どの採掘業者も同様の層管理(上から1番層で、最終層は25番層)をしています。

 

基本的には平目使用が多いですが、近年では柾目を使用する場合も増えてきました。

 

日本が扱い始めた際には11番層が好まれていましたが、現在、平目で使用する場合は14/15番層が主流です。

 

層を選ぶ(指定する)ので、下の方の層だと上から掘り進めなければ、指定層に辿り着かないのが、層状石種採掘の難しい点です。

 

ジュラグレーブルーは、層全体がグレーブルー色ではなく、部分的に各層の一部がブルーグレー色なので、丁場全体で約5%程度しか採掘されません。

 

よって、ジュラグレーブルーは大型工事には不向きで、長期の調達期間が必要です。

 

また、丁場の冬季閉鎖は通常11月~3月末です。

 

訪問した丁場の工場では、冬季用の防寒倉庫を有し、在庫をためて対応していました。

 

『丁場紀行』ヨーロッパ丁場紀行 前編 No.19-6

 

◆出張中に色々なドイツ料理を食べましたが、見事なほど写真が1枚もありません。記憶によると、白ソーセージ、アスパラガスが美味しかったです。

 

◆お客さんの要望で『BMW博物館』に行きました。

 

建物はBMWの本社、博物館、ショールームが一体になっています。

 

昔のオートバイや車などの不朽の名車から、最新のハイブリッド車やスポーツカーまで展示されています。

 

BMWの歴史や未来のコンセプトカーを体感でき、あまり興味のない私も非常に楽しめました。

 

『丁場紀行』ヨーロッパ丁場紀行 前編 No.19-6

『丁場紀行』ヨーロッパ丁場紀行 前編 No.19-6

 

◆ドイツの最後にミュンヘンの建築物を紹介します。

 

歴史的な建築物ばかりで圧倒されました。

 

『丁場紀行』ヨーロッパ丁場紀行 前編 No.19-6

 

◆ドイツも料理写真が少ないのが残念ですが、以上でドイツの案内は終了します。

 

■最後に、

 

今回は『ヨーロッパ丁場紀行 前編』として、

 

・スペイン

・ポルトガル

・ブルガリア

・ドイツ

 

を案内しました。

 

従来の様に一つの国への出張をスケジュールに沿って案内するよりも、複数の国を順次案内するのは構成と内容が非常に難しく、あれやこれやと書いていたら、今回も長編になってしまいました。

 

では、この辺で『ヨーロッパ丁場紀行 前編』を終了します。

 

次回は『ヨーロッパ丁場紀行 後編(イタリア、フランス、スイス編)』を案内するのでお楽しみにして下さい。

 

以上、ありがとうございました。

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